米金融安定化法案、今後予想されるシナリオ

みなさん、こんにちは。Adeyaccoでございます。このところブログでの話題、こればっかですね。オイラが個人的に興味があるもので。もうしばらくお付き合いくださいね。

上院では可決されましたねぇ。コロコロと変わって、相場も大変です。週末にはアメリカ雇用統計の発表も控えているというのに、まったく。

 [1日 ロイター] 米上院本会議は1日、金融安定化修正法案を賛成74対反対25で可決、下院に送付した。議会指導部は、週内の議会通過について、慎重ながらも期待感を示している。・・・
2008年 10月 2日 15:03 JST ロイター

ま、前回否認しているわけですから、期待を持ちすぎるのは危険かと。上院では、1500億ドル規模の企業・代替エネルギー開発向け優遇税制が盛り込まれた。このほか中間所得層を中心とした2400万人の納税者向けに、課税最低所得の優遇措置を追加した修正法案が可決されたわけですが、この修正法案って、なに?なんだか金融市場の混乱に乗じて、サラリーマンが得したーみたいな。まあいいんですけど。

なぜ前回、下院で否決されたのか――。

共和党議員の多くは、「市場経済に国家が介入するとはなんたるや!」とまさにアメリカ~ンなご意見。国家介入=社会主義的な見解はどうかと思いますが、うん。彼らの主張はもっともだ。介入することにオイラ、反対するわけではありません。問題はどのように介入するか、どの程度介入するか。そのあたりが焦点なんでしょうね。

共和党の中でも反対した議員が多数いたそうですが、彼らの反対理由は、「弱者(破綻企業の社員)に対して神(政府)のご加護が足りない!」とのたまったそうです。「ほざいてろ!」と言ってあげたい。両極端、というかまったく異なる反対意見。反対同士、変な"連合意識"も出来上がったみたい。それじゃあ、マンションの管理組合と同じだよぉ~!

毎日新聞の社説で、このようなことを述べていました。現実の世界で深まる危機の重大さを、政治の世界は理解できなかったようだ破綻(はたん)の火の手は欧州に達し、銀行が相次ぎ国の管理下に置かれた。また、米国の政治家は、市場の警鐘を謙虚に受け止め、目を覚ます時だとも。(社説:「米金融法案否決 深まる危機に目を覚ませ 市場の安定化は米国の責任だ」より)

これってすべて政治の責任?オイラは別に政治家擁護の立場でもないし、どんな政治をしようと、それで国が発展していくならそれでいいんだけど、理解したから法案ができ、それぞれの立場から否決に至り、再度修正案が出来上がったんじゃん。

米国の政治家は、市場の警鐘を謙虚に受け止め、目を覚ます時だというならば(極論ですが)、市場からの警告に任せてみるのがいいんじゃないですか?市場は「この金融システムはもう終わりだ」と言っているのかもしれないし。それをあれやこれやとつぎはぎしたところで、ダメなものはダメさ。

あ、出所は毎日新聞か・・・。

Adeyaccoでした。

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