景気悪化、日本でも深刻化してきました

みなさん、こんにちは。Adeyaccoでございます。オイラの参加しているランキングサイト「にほんブログ村」。その機能をまだまだ使いこなせていません(汗)せっかくある機能だし、使ってみようと思い立ちました。

気になる言葉を取り上げて、それについて解説する「キーワード」。オイラの(比較的)得意分野のものについて、取り上げていきたいと思います。

本日のキーワードは先日の記事「2009年、節約したいものとお金をかけたいもの」にも関連する『景気悪化』。


景気悪化とは、その名の如く「景気が悪化している状態」のことを指しています。


経済学では、景気の状態や経済成長の度合いを“波”に例えます。これを「景気循環」「景気波動」などと言います。

国や企業、個人の経済状態を表す「景気」は、上昇と下降を繰り返しながら(大きなトレンドとして)上昇していきます(のハズです)。「景気には山と谷がある」と言ってもいいかもしれません。

景気の状態が今どこにあるか(どの局面か)によって、「景気回復」「景気拡大(好況)」「景気後退」「景気悪化(不況)」という4つの局面に分けています。景気が山にある状態を好況、谷にある状態を不況とし、谷から山に向かっていく回復、山から谷へと向かう後退とします。

この「好況→後退→不況→回復」のサイクル(周期)を「景気循環」と呼ぶわけです。


「景気後退」が加速し始めたのは、ご存知のとおりサブプライムローン問題に始まった金融危機。決定打を与えたのは、昨年9月の「リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)」でした。

欧米では、早くから「景気悪化(不況)」局面に入ったと判断されていましたが、日本ではその時期でも「景気後退」とされていましたね。

それが昨年12月、日本政府は始めて「景気悪化」として経済指標(経済状態を表す統計データ)を発表しました。ずいぶんと遅い発表だと感じたのは、オイラだけではないでしょう。


経済循環は、ほぼ一定の周期で繰り返します。その周期をどのくらいの期間で見るかによって、「キチンの波(40ヶ月前後)」「ジュグラーの波(10年前後)」「クズネッツの波(20年前後)」「コンドラチェフの波(50年前後)」などがあります。循環の判断基準がそれぞれ違うので、「どれが正しい」とは一概に言えません。

日本においては、内閣府が発表している景気動向指数(DI)で景気判断や景気循環など景気の局面を判断します。

内閣府では、景気循環に“名前”を付けています。「いざなぎ景気」「列島改造ブーム」「バブル」(景気回復局面)、「なべ底不況」「第一次オイルショック」「平成不況」(景気後退局面)などは聞いたことがあるでしょう。

一番最近の景気循環は、2002年2月の谷から2007年10月の山にかけて、「いざなみ景気」と呼ばれています。2007年10月以降、谷がどこまで続くか分かりませんが、後退局面に入っています。


いずれにしても景気循環の周期から、まだしばらくの間は「景気悪化」が続くと思われます。

しかし景気は循環しています。この苦しい「景気悪化」が終われば回復、拡大の時期がやってくると思って乗り切るしかありませんね。


Adeyaccoでした。


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