みなさん、こんにちは。Adeyaccoでございます。
「実感なき景気回復」=かげろう景気。的を得てるのだかなんだか。これって、本当に景気回復?
与謝野馨経済財政担当相は30日の閣議後記者会見で、69ヶ月と判定された(2002年2月~2007年10月)戦後最長の景気拡大を「だらだら、かげろう景気」と命名しました。
だらだらと勢いのない拡大で期間は長かったけど、内需という実体経済を伴わない景気を表現した名称としては、まさしくそのとおりと言えますね。
しかしこれは、本当に「景気回復」と見做していいのでしょうか?
「景気悪化、日本でも深刻化してきました」で触れたとおり、日本では内閣府が発表している景気動向指数(DI)で景気の局面を判断しています。
景気動向指数(DI)とは、複数の経済指標の変化方向を総合的に評価して景気局面を把握する指数経済指標で、指数に採用している経済指標のうち、「景気拡大」を示している指標の割合で表されます。
DIは、基本的には多数決の原理を採用していて、過半数(50%)を超えれば「回復」、下回れば「後退」と判断されます。
内需を伴わなかった理由として、輸出企業主導という外需によって景気回復が牽引されていたことが挙げられます。実質GDP成長率は年平均2%程度で、賃金上昇率はほぼ横ばいで推移していたことなど、企業は収益をあげることはできても、個人(消費者)は、回復を実感できないデフレ状態だったわけです。
こんな状態を「戦後最長の景気回復」などと言われてもねぇ。確かに回復ではあるんでしょうけど。
オイラは全然、回復を実感していません!!(怒)
Adeyaccoでした。
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